会社にバレずに副業をするには?マイナンバーとの関係は?
あなたは現在副業をされていますか??
会社の就業規則では副業が禁止されていても、副業をされている方は多いです。キャバクラのお姉ちゃん達からも「昼も仕事してる」なんて話をよく聞きます。(笑)
ただ、本業の会社にバレてしまっては本末転倒ですよね?
実際に働いてみると「いつかバレないかな?」など不安になることも多いはずです。
今回は会社にバレずに副業をするポイントを挙げていきます。
注意!年間20万以上の所得があれば確定申告が必要
副業として稼いでいる場合には、必ず確定申告を行うようにしましょう。
「所得とは、収入から経費を引いたもの」です。所得ということばが聞きなれない人にとって、収入と所得を間違えやすいです。この機会に覚えちゃいましょう!
仮に収入を100万円、経費を60万円とした場合、所得は差額の40万円です。
※注意!:所得金額が年間20万円以下の場合、所得税の申告は必要ありませんが、住民税は別途申告しましょう。ネットで調べていると誤って解釈している人もいるようなので、注意してください。
ここでいう経費というのは事業を行うにあたって、必要となるお金のことです。
なんでもかんでも経費にできるというわけではありません!(笑)
営業を行うにあたって使用するリース車は経費にすることは可能ですし、事務所を借りていれば賃借料も経費にできます。
ネット料金やスマートフォンの月額費用などは、事業として使った分の割合で案分し、経費に計上できますが根拠が必要です。
申告時の注意点
では、実際に申告にあたっての注意点をまとめていきます。
初めて申告する人は参考にしてみてください。
確定申告の基本
- 確定申告の所得などの計算期間は1月1日から12月31日
- 申告の受付期間は翌年2月15日から3月15日まで
- 最寄りの管轄税務署で受付してもらう
- 会社給与やアルバイトなどの給与所得を2カ所以上から受け取っている場合、合算して申告
- 投資やアフィリエイトなどの収入は雑所得として申告
- 所得が会社給与のみの場合は年末調整で完結
- e-taxを利用した電子申告も可能で、直接申告書を持っていくか郵送する
無申告がバレた場合のペナルティ
無申告がバレた場合、延滞税と無申告加算税を支払わなくてはいけません。
無駄なお金を払うことがないよう、必ず申告しましょう。
特に無申告加算税は、下記のように税率も高いので注意が必要です。
この表は2018年の申告から使用されている利率を記載しています。
本業の会社にバレないためには
本業の会社に副業がバレないようにするには、副業部分の住民税を「普通徴収」で納付しましょう。
本来、サラリーマンの場合「特別徴収」と言って会社給与から天引きされています。
「普通徴収」は自分で市町村に納付する方法です。
こちらは、確定申告書第2表の一部を抜粋したものです。
四角で囲ってある「自分で納付」にチェックをすると「普通徴収」になります。
住民税については、お住まいの各市町村によって対応が異なる可能性もあるので、一度確認されたほうがいいでしょう。
特に副業がアルバイトの場合は、アルバイトの所得分も合算して会社へ通知されるため給与担当者が「会社の給与に対して住民税が高い!」と気付いてしまうパターンが多いわけです。
不安な方は「アルバイト分を普通徴収にできませんか?」と市町村に確認してみてましょう。
マイナンバー導入で副業がバレる!?
昨年、平成28年1月からマイナンバーが導入されました。
よく巷で「マイナンバーで副業がバレる!?」とネット上で騒がれていたと思います。
結論から言いますと、マイナンバーが導入されたからといって会社に副業がバレるというわけではありません。
アフィリエイトやFXなどの所得があったとしても、普通徴収で税金を納めていれば問題ありません。
そもそものマイナンバー運用の目的は下記のようになります。(表向きは。。。)
- 個人の所得・納税額を正確に把握するため(銀行口座とマイナンバーのひも付)
- 社会保障や納税などの効率化
- 役所の事務作業効率化・簡略化
副業として得た所得については、きちんと申告・納税することで会社にバレることは少ないでしょう。
そもそもマイナンバーは「重要な個人情報」です。
もしも、会社の人事担当者が漏洩させてしまったら大変なことです。
そのため、マイナンバーの管理を外注化する会社も出てきています。
外注先としては「勘定奉行」で知られるオービックが有名ですね。
最後に
いかがでしたでしょうか。
あなたが副業で所得を得ているのでしたら、確定申告・納税はしっかり行いましょう。
今回のまとめです。
- 副業として年間20万円以上所得を得ている場合は、確定申告が必要
- アルバイトは本業の会社にバレやすい
- アフィリエイトや投資などで得た所得は雑所得として計上することができる
- 副業分の住民税を直接納付する普通徴収にすることで、リスクを減らせる
- 無申告がバレた場合、無申告加算税・延滞税を支払わなければならない
- マイナンバー導入によって副業がバレるということではない
確定申告は難しいと思われがちですが、前回こちらの記事で紹介したMoney Fowardの「MFクラウド」や「Free」など確定申告を助けてくれるクラウド会計ソフトもあります。
簿記や経理の知識がなくても問題ありません。
今年度から確定申告対象になる人、既に確定申告を毎年されている方も、是非のぞいてみてください。