中小の経理マンが上場経理から内定をもらうまでに準備したこと
あなたは今の年収や職場環境に満足していますか?
「給与が上がらない」「長時間勤務がキツイ」「会社の将来性が不安」など、人それぞれ悩みはあると思うんです。
一昔前は新卒で入った会社で定年まで働く「終身雇用」が当たり前だったと思います。ですが、最近では転職市場が活発となっており、転職者としても企業を選べる時代となっています。
僕自身、今年の7月から9月まで転職活動をしてまして、上場企業2社から内定をいただくことができました。
結果的には、元々働いてたグループ会社への転籍という道を選びましたが、今回の経験は転職市場でどのような人材が求められているのか、自分の市場価値なども確認することができました。
今回の経験をブログに書くことで、転職するか迷っている方の手助けができればといいなと思い、記事にしてみました。
- 友人など身近な人から経験談を聞く。
- 転職エージェントに登録する
- 職務経歴書を作成し、自分の経歴・スキルなどをまとめる
- 将来のキャリアプランを明確にする
- 志望企業の企業研究はしっかりと行う
- 企業の評判を確認しておく
- 面接セミナーに参加する
- 最後に
友人など身近な人から経験談を聞く。
あなたの周り人で転職をした人がいたならば、転職の体験談を聞いてみましょう。
僕も同じ経理の友達が転職したことが、転職活動の一つのきっかけになっています。
初めての転職活動となると、エージェントとのやり取りだったり、面接対策とかわからないことが出てくると思います。
実際に転職経験のある友達が身近にいれば心強いですよね。
よほど不親切な人でない限り答えてくれるはずです。(笑)
転職エージェントに登録する
転職活動をするのであれば、転職エージェントの利用をオススメします。
駅や電車内にて転職エージェントの広告を見かけたことがあると思います。
有名な所だとリクルートエージェントやDODA 、エン エージェント、マイナビエージェントあたりでしょうか。
最近は転職エージェント自体の知名度が上がってきたので、多くの方が利用するようになりました。
具体的にどういうことをしてくれるかというと
- 志望動機や職務経歴書の添削・面接のアドバイス
- 希望条件やスキルに合った求人の紹介
- 面接セミナーの開催
- 企業と転職者の日程調整
- 退職時のフォロー
簡単に書きだしましたが、これらの内容をすべて無料で対応してくれます。
では、何故無料なのか。
転職エージェントに登録している人が内定をもらい企業に入社すると、企業は転職エージェントに報酬を払います。この報酬は転職者の年収の2割~3割と言われており、転職エージェントはこれが売上となります。
初めての転職であったり、転職活動に不安がある人は転職エージェントをうまく活用することで、希望条件に合った企業に転職できる可能性が広がります。
職務経歴書を作成し、自分の経歴・スキルなどをまとめる
転職活動をしていると、企業に履歴書と併せて「職務経歴書」を提出することになります。
面接まで進むと、多くの企業で職務経歴書の提出を求められました。
(僕の場合だと、面接に進んだ企業が10社、職務経歴書の提出を求められた企業が7社でした。)
職務経歴書は、今まで自分がどんな職務経験をしてきたのか整理する良い機会にもなりますし、企業側へ自分をアピールするのにも良いツールとなります。
転職エージェントに登録すると、一番最初に面談をすることになると思いますが、それまでに作成しておき、添削・アドバイスをもらえるようにしておきたいですね。
初めて転職活動をする人にとっては、「聞いたことない!」という書類だと思いますが、しっかりと作成しておきましょう。
面接では、職務経歴書の内容から質問されることも少なくありません。
将来のキャリアプランを明確にする
転職活動では面接が必須になってきますが、面接のなかで将来のキャリアプランを聞かれることがよくあります。
企業としたら転職者が向上心が欠けていたり、ツッコミ所満載な内容を話していたら、採用しようとは思いません。
キャリアプランを明確にすることは、転職理由と同じくらい重要なことなのです。
僕がやったのは転職理由とキャリアプランを結びつけて考えることです。
こうすることで、転職理由・キャリアプラン両方が説得力がある内容になります。
- 職務経歴書作成時にまとめた、自分の経験・スキルなどから現状を把握する。
- 何故転職理由と紐付けができるか考える
- 目標となるキャリアプランを考える。(将来こういう仕事をしたい・スキルを身に付けたい)
- 目標となるキャリアプランを実現するために転職する。
参考までに僕の場合を例として挙げておきます。
志望企業の企業研究はしっかりと行う
面接対策として、企業研究はしっかり行いましょう。
入社する予定の企業がどのような事業を展開しているのか知ることはとても大切なことです。
面接の最後には、面接官へ質問をする機会が設けられていますので、最低でも3つは質問を用意しておきましょう。
意欲を見せれば、面接官の評価も上げることができます。
上場企業であれば、業績ハイライト・決算説明資料・有価証券報告書などがホームページに記載されていますので、IR関係のページからPDFをダウンロードしておきましょう。
また、経営理念や会社方針などが自分に合っているか、入社後の社内の雰囲気をなんとなく掴んでおくことで、「思っていたイメージと違う!」という会社選択のミスを防ぐことにもつながります。
企業の評判を確認しておく
先ほど書いたように、入社してみたら「思っていたイメージと違う!」といったようなことがないように、事前に企業の評判を確認しておくといいでしょう。
転職を短期間で複数回繰り返していくのは、自分の経歴にマイナスイメージを与えますし、良い印象を与えません。
入った企業がブラック企業だった!といったことがないように内容に事前に調べておきましょう。
転職活動中に実際に僕が使用した口コミサイトを記載しておきます。
どのサイトも5段階評価やレーダーチャートで評価を表しているので、わかりやすいと思います。
ただ、ネットん情報なので100%信用するのではなく、あくまでも参考程度に留めておくことをオススメします。
転職会議
企業の評判が5段階のレーダーチャートで表れているので、視覚的にも企業の評価が視覚的にも判断できる点が良いです。選考や面接の内容も記載されているので、どんな質問が来るのかというのも参考にすることができます。
カテゴリ別の口コミがあり、項目ごとにも確認することができます。
全ての口コミを確認するには、有料登録をするか、自分が働いたことがある企業の口コミを投稿することが必要になります。
カテゴリ別の口コミの内容は下記の通りです。
- 仕事のやりがい・面白み
- 退職理由・退職検討理由
- ワークライフバランス
- スキルアップ、キャリア開発、教育体制
- 福利厚生・社内制度
- 女性の働きやすさやキャリア
- 事業の成長性や将来性
- 入社理由、入社後に感じたギャップ
- 社員、管理職の魅力
- 社長の魅力
- 年収、評価制度
- 給与、勤務時間
- 選考、面接
キャリコネ
こちらも5段階のレーダーチャートで評価を表しているため、とても分かりやすいです。
特に年収については、月給の内訳・賞与の金額も記載がされているので、どの年代の人がどのくらいの報酬をもらっているのか参考にさせてもらいました。
会社別に表示される項目は下記の通り。
- 口コミ・評判
- 年収・給与明細
- 転職・採用面接
- 残業・休日出勤
- 求人情報
Vorkers
Vorkersは業界の平均値との比較、同業他社との比較ができる口コミサイトです。
口コミの項目に関しては、他のサイトと大差はありません。
口コミの項目は下記の通りです。
- 組織体制・組織文化
- 入社理由と入社後ギャップ
- 女性の働きやすさ
- 成長・キャリア開発
- 企業分析[強み・弱み・展望]
- 年収・給与制度
- モチベーション・評価制度
- ワーク・ライフ・バランス
- 退職検討理由
- 経営者への提言
カイシャの評判
こちらのサイトは、在籍していた方の企業研究レポートというものがあり、項目ごとに点数やパーセントが付けられていて面白いです。
中途社員が活躍しているかどうか、福利厚生の充実、会社の安定性などどれも参考になります。
エン 転職、エン エージェントでおなじみのエン・ジャパングループが運営しています。
口コミの項目は下記の通りです。
- 労働時間・勤務時間・残業・休日休暇
- 人事制度・評価制度・社内制度・教育(研修)
- 仕事・キャリア・ワークライフバランス
- 入社理由・入社後の印象
- 女性の活躍・働きやすさ
- 年収・給与(給料)・ボーナス(賞与)
- 福利厚生・オフィス環境
- 会社の強み・将来性
- 新規事業・事業での社会貢献
- 社風・企業理念・組織体制
- 経営者(社長)の魅力・手腕
面接セミナーに参加する
どこの転職エージェントでも、「面接セミナー」が開催されています。
初めての転職活動だったり、面接にあまり自身がない方は1度で良いので参加しておきましょう。
僕が参加したのは、リクルートエージェントでしたが、平日・土日の両方開催しているので、土日休みの方・平日休みの方でも参加しやすいようになっていました。
セミナーでは、面接時のポイントだったり、準備しておくべきことなどを2時間ほど話してくれてました。
簡単な冊子も配られたので、面接前に軽く確認しておけます。
最後に
転職活動をしてみて、振り返ってみると正直不安なことだらけでした。
エージェントの方のサポートがなかったら、内定は出なかっただろうし、今の働いている本社へ異動することも不可能だったはずです。
ただ、彼らも僕たち転職者を企業へ入社させることで、会社としての収益=自分の成績となっているわけです。
運が悪いとブラック企業などの求人も推薦してくるかもしれません。
エージェントは頼りになりますが、全てを鵜呑みにすることはやめておきましょう。
変な言い方かもしれませんが、彼らはあくまでも転職をするためのサポートと捉えておきましょう。
実際に、僕が内定した2社はエージェントから勧められた求人ではなく、自分で検索して応募したものでした。
そんな中でオススメのエージェントはリクルートエージェントです。
たまたまなのだとは思いますが、それ以外のエージェントは書類選考すら通りませんでした。。。
求人数も多く、担当の方も親身に相談に乗っていただいたので、次に転職活動をする機会があれば再度利用したいと考えています。
転職活動は時間・体力を必要としますが、キャリアップ・自分の市場価値を確かめるチャンスです。
転職活動をするかどうか悩んでいる方は、エージェントに相談だけでもしてみてはいかがでしょうか。
今回は僕の実体験を元に記事を書いてみました。
転職活動をされている方の少しでも力になれればいいなと思います。
最後まで閲覧いただき、ありがとうございました。